EVEの完全新作「EVE rebirth terror」がついに出た!やってみた感想とPS4、switchの違いは?

ゲームレビュー

去年の4月25日に発売されたEVEの新作。
楽しみにされてた方も多いのではないでしょうか?

EVEシリーズはBurst errorからずっと追いかけてきたので、
何年振りかの新作発表に興奮したのを覚えています。

発売されてずいぶん経つので今更感満載ですが、

EVEシリーズが前から気になっていたんだ!

やってみたいけど評判が気になる。

というあなたに向けてレビューをしていきたいと思います。

EVE rebirth terrorとは?

現代日本を舞台にしたサスペンスミステリーです。

現代日本で普通に銃撃戦とか結構過激な内容も多いのですが、
文体は読みやすく、一癖も二癖もある魅力的なキャラクター。

そして続きの気になるストーリー展開で、
最後まで目が離せませんでした。

このシリーズの面白いところは、

二人の主人公

二人の視点

で話が進むというところです。

一つの事件に対して、

探偵の小次郎と内調のまりな

立場の違う二人の視点からアプローチしていく
というのが面白いんです!

同じ場面でも、
立場や人が違えば感じることも、気づくこともまた違う。
その面白さを感じさせてくれます。

一方で知りたいことがもう一方ではつかめず、
プレイヤーの立場からするとやきもきしてしょうがないです。

burst errorとの接点は?

burst errorとのつながりや接点、
前作をプレイしてなくても大丈夫なの?

という点は気になるところだと思います。

burst errorからは1年後の話。

舞台となる場所も前作と同じ小次郎とまりなのホームシティで、
前作でも舞台の中心となった「エール外国人学校」
今回も重要な場所となってきます。

前作で出てきた場所や人物も登場してきたりするので、
知ってるとニヤリと思う場面は多そうです。

私は「burst error」をやったことがありますが、
それはずいぶん昔のこと。

2016年に発売されたリマスター版はやっていないので、
もうほとんど覚えていない状態でした。

そんな私がやってみた感想は、

「burst error」をやっていなくても普通に楽しめる内容

に仕上がっていると思います。

ただ、前作キャラとのやりとりで

「そんな話だったかな?」

と思う場面がところどころあったので、
どうせなら「burst error」をクリアしてから
プレイすることをお勧めします

ストーリーは?

小次郎とまりな二人の主人公。

一方では失踪した女性教師を探しの依頼

もう一方は不可解な死を遂げた研究者の死因の再調査

全くの別の事件の捜査から始まります。

接点がなさそうでありそうなこの二つの事件が、
いつしかひとつの大きな事件に繋がっていく。

その過程を二人の視点を交互に操作しながら
進めていくのが面白いんですよ!

同じ時間軸の話でも、別の視点から見ると
がらりと変わるやりとりや考え方、言葉の意味が
見てとれるが面白いんですよ!

それから、burst errorの時ほどの派手さはないけど
銃撃戦もちょいちょい繰り広げられます。

そしてburst errorの続編として前作の影をにおわせつつも、
前作を知らなくても十分楽しめる内容に仕上がっています。

前作をプレイしつつもほとんど覚えていなかった私は、
前作の話が出てくるたびに、懐かしくも

「そんな話があったんだな」

という体でやっていました。

burst errorはpsvitaでリマスター版も出ているので、
これからプレイされる方はこちらもおすすめです!

キャラクター

EVEには個性あふれる
魅力的なキャラクターが多数登場します。

今までのEVEシリーズから主役二人のキャスト変更がなかった
という点も、シリーズのファンとして嬉しいですよねー!

あと、おバカなギャグコメントとか残ってて嬉しかったです。

変わらぬキャラクターたちが、今回もぶちかましてくれました!

天城 小次郎  CV子安武人

今作の主人公の一人で探偵

前髪で顔を隠しているのは変装のためと
表情を悟らせないようにするためらしいです。

正直、本当にこんな男性がいたらすごく印象深いですけどねー。

普段はうだつのあだらない感じの小次郎ですが、
探偵としての腕は一級です。

とはいえ今回や「burst error」のような事件がないと、
その腕を発揮できないのが残念なところ。

桂木探偵事務所みたいに、普通の探偵は
だいたいの場合銃は使わないはずですしね。
そもそも探偵とはいえ一般人だからね…

でもあまり世間には認められていないので、
だいたいはペット探しや浮気調査などをしているという…

そういえば今回は品のいい小次郎という印象ですねー。

法条 まりな CV三石琴乃

もう一人の主人公でこう見えても、
内閣情報調査室所属の1級捜査官。

こんな色っぽくて型破りそうなお姉さんが意外ですよねー!

結構やり手なはずなのに、破天荒すぎて杏子が来るまでは
ずっと一人で捜査してたというツワモノ 笑

相変わらずの色っぽくて強くて、格好いいお姉さまでした。
女の私からしてもあこがれちゃいます!

言いたいこともはっきり言うしめちゃくちゃなところもあるけど、
他人には優しくて、ちょっぴり弱いとこもある。
魅力的な女性です。

そして、まさか彼女が!?っていう驚きの事実も
終盤で明らかになるんですが、
全然気づかなかったのですごく驚きました。

もし続編があるのなら、
大好きな男性の忘れ形見キアくんとの今後も気になるところです。

桐野 杏子 CV大橋 彩香

 

のちの「The Lost One」(ロストワン)で
主人公を務める彼女が登場です。

とはいえ見た目は全然別物で、
声優さんも変わっています。

ちょっと頼りない新米捜査官ですが、
さすがまりなさんのバディに選ばれただけはあります 笑

まりなさんに振り回されつつもちゃんとフォローしていて、
なかなかいいコンビで面白かったです。

だた、やっぱりまだまだ経験不足ですねー。

桂木 弥生 CV行成 とあ

小次郎の元彼女。
「Burst error」の事件をきっかけに小次郎が独立したため、
桂木事務所から離反したという体債もあり、
恋人関係もいったん清算されることになったのでした。

もう恋人ではないというのに、お互いめちゃくちゃ気にしすぎてて
笑えちゃいますよね。

そこまで好き合っているならまた付き合えばいいのにと思うのですが、
大人の関係はそう単純ではなさそうです。

見てる方としては付き合うかきっぱり分かれるか、
いい加減関係を進めようよ、と思ってしまうんですけどね。

中途半端が一番いけない…

普段はきりっとしてて格好いいのに、
小次郎のこととなると途端に恋する乙女になっちゃう
このギャップがかわいいです!

甲野 三郎 CV 内田 直哉


忘れてはならない準主役のおじさま 笑

まりなの上司で、まりなからは「本部長」と呼ばれてます。

こう見えても、まりなの無茶苦茶な注文を
かなえるできる上司なのです。

気色悪いオネエ言葉が特徴の自称「ダンディ中年」。

でも、このオネエ言葉がまた癖になるんですよー。
ひょうひょうとして掴みどころがなく、
ホント、いい性格してます。

氷室 恭子 CV松井 菜桜子

小次郎の相棒で仕事の鬼。

これでも「Burst error」では教育監視機構エージェントだったのに、
公務員を辞めて小次郎の事務所で従業員として働くもの好きさん。

「Burst error」の時は潜入捜査官として、18歳の学生を演じていたけど、
実はまりなよりも年上のお姉さんなのでした 笑

小次郎のことは雇い主と割り切っているように見えて、
その実、なんだかんだで小次郎のことが好きなんだよね。

なぜかあまり小次郎と弥生がいる場面に出くわさない不思議。

私は小次郎の相手としては弥生ちゃん押しかなー。

今回はプレイヤーキャラとしても登場します。

小次郎やまりなが奔走しているとき、
全く姿の見えない氷室もまた事件にかかわっていたのでした。

キア CV村瀬 歩

単身日本にやってきたところ、
弥生に拾われて居候することになった少年。

実は日本にはとある人物を追って来たんです。

達人級の武術の強さを見せる彼。

まだまだ発展途上でだけど、
港で襲われるまりなを助けるシーンはすごく格好良かったです。
その後のまりなさんとのやりとりも、
ニヤニヤさせさせられるものがありました。

どうせならもっと活躍シーンがあってもよかったんじゃ…
と思ってしまいます。

実はまりなの思い人の忘れ形見でもある彼。
年下は対象外のまりなだけど、
好きだった男性の息子のキア君とくっついてほしいなー。

続編が出るならまた登場させてほしいところです。

音無 橘花 CV東山 奈央

今作のヒロインで、キーを握る重要人物。

彼女が小次郎に失踪した女性教師の捜索を頼んだのが、
小次郎が事件にかかわる発端となったきっかけ。

まさかの出生の秘密にも驚いたんですが、
彼女が差がいていた女性教師が
意外な人物、意外なつながりがあったことにも驚きました。

 

参照画像:http://el-dia.net/eve2/index.html

みどころ

二人のキャラクターをチェンジしながら進めていくこのゲーム。

やっぱりみどころといえば、
二人の主人公が交わる場面にありますよね。

別の事件追っていると思っている二人は、
当然別々の視点から捜査します。

ところが表向きは別の事件を捜査している二人の行動が
交わる瞬間がある。
あるいは、片方のキャラクターの情報を聞くことがある。

そんな時は、そんなことやってたんだ、
ってなんだかニヤニヤしちゃいます。

ほかにも、今までのシリーズにもあった

おバカな独り言。

メタなセリフとか、
今回も各所に用意されてて面白かったです。

そして、終盤での銃撃戦などの戦闘シーンや
謎解きシーンも見逃せません!

思いもしない意外な展開が待ち受けてます!

各機種の違い

この「rebirth terror」では、

  • PS4
  • PSVita
  • Nintendo Switch

の3機種から販売されています。

それぞれどう違うのかご案内します。

PS4版

PS4版には、なんとPSVitaで発売された

「EVE burst errorR」

が収録されているんです!

「burst error」のリメイク版はPS4版では発売されていないので、
やったことがない人はもちろん原作ファンにとっても嬉しい特典ですよね!

EVEシリーズは「rebirth terror」が初めてというあなたは、
迷うことなくPS4版をおすすめします。

PSVita版

私はこのPSVita版でやりました。

こちらはミニエピソードビジュアルノベル「rebirth drive」
が収録されてます。

ただのおまけかと思いきや、
フルボイスにされてたのがすごいです。

「burst error」はやったことがあるから、
新しいシナリオを見てみたいという人にはこちらがおすすめです。

Nintendo Switch

こちらはダウンロード版のみになります。

PS4やPSVita版にある

「EVE burst errorR」と「rebirth drive」は
ついてこないので注意してください。

Switchしか持っていないという人でなければ、
あえてこちらを買う必要はなさそうです。

最後に

お勧め度:★★★★

公式サイトはこちら

総評

EVEシリーズの新作であの「burst error」の
正当な続編という位置づけの今作。

この話単体、あるいはすでに出ているシリーズのことを
考えなければとっても面白かったです。

まりなさんが休暇中の行動も1年前の事件から繋がっていて、
そこで出会った女性と橘花ちゃんと事件でつながっている。

関係ないと思っていた事柄がどこかしら事件につながってるっていうのが面白かった。

セントラルアベニューで売ってたトマトとか、
研究を辞めて長野に引っ込んだ音無さんと
何気につながってるなーと思っていました。

 

すでに出ている作品との整合性を考えると、
おかしかったりする部分は多々ありました。

分かりやすいのが杏子ちゃんの存在です。

シリーズ作品をやって大分時間が経っていて、
ほとんど覚えていない私ですら違和感を感じました。

杏子は小次郎とは「Lost One」で初対面だったのでは…?

とかね。

もしかしたら「Lost One」を含む他の話も、
リメイクならぬフェイク(多少設定を変えて作り直す)
するつもりでの布石なのかなー?

と少し期待してしまいます。

ともあれ、これはこれで面白かったので、
burst errorを含めてぜひぜひやってほしいです。

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