いざ伊勢神宮へ!おかげ横丁観光と名物「餅」めぐり!

旅行

伊勢神宮といえば

「日本人の心のふるさと」

というくらい有名な神社ですよねー。

かつて日本の人たちは伊勢神宮を詣でるため、
各地からわざわざ歩いてこの地を訪れたほどなんです。

令和元年の去年、
天皇陛下が参拝された折には日本中が注目し、
現地でもたくさんの人で賑わいました。

そしてもう5年以上も前に行われた式年遷宮でも、
日本中の多くの人の関心を集めていました。

私も式年遷宮前の年には行ったし、
それ以前にも何度も訪れていますが、
本当にいつ行ってもすごい人ですよねー。

日本人だけでなく外国人観光客からも
親しまれている伊勢神宮の魅力

そしておかげ横丁で食べられる

伊勢の名物餅

の話などしていきたいと思います。

伊勢神宮ってどんなとこ?

内宮と下宮

「お伊勢さん」親しまれる伊勢神宮は、
正式には「神宮」というのです。

伊勢には「内宮」と「下宮」がありますよね。

  • 「内宮」と「下宮」はどう違うの?
  • どっちに行くのが正しいの?

と疑問に思ったことはありませんか?

おかげ横丁の近くにある「内宮」だけ
参拝して帰るという人も多いはず。

私は一度だけ友人に連れられて「内宮」と「下宮」を
参拝したことあるのですが、
たいていの場合はお目当てのおかげ横丁
「内宮」だけ参拝して帰ることが多いです。

私も実はそれまでは「下宮」があるってことすら
知りませんでした。

なので気になって調べてみました。

内宮…皇室の御祖先であり、日本人が大御祖神と崇める
天照大御様をお祀りしている

下宮…天照大御神さまのお食事を司り、
産業の守り神である豊受大御神様をお祀りしている

ということは、
日本人が「心のふるさと」と崇めているのは
内宮の方でよさそうですね。

天照様が伊勢に祀られているわけ

それにしても天皇陛下のご先祖様なのに、
なんで都のあった京都や東京ではないのでしょうか?

天皇陛下も去年即位された折には、
わざわざ東京にある皇居から
三重県にある伊勢神宮に来られています。

もともと天皇陛下のお住まいがあった京都からだって
そんなに近くはありませんよね。

利便性を考えれば、近くにある方がいいはずです。

そう、最初から今の場所にあったわけではなく、
今から2000年前には
天照様は奈良の都の皇居内で祀らていたのです。

それが今の場所になったのは、
倭姫命がよりふさわしい場所を求め諸国を巡ったから。

そして伊勢の国に至った時に

「伊勢がすばらしいので、この国にいようと思う」

とお告げがあり、伊勢に鎮座しました。

詳しい理由は分かりませんが、
気候が穏やかで海の幸、山の幸に恵まれた場所
であることが理由と考えられています。

そういえば、三重県に住む私の元会社の上司が

「海の幸も取れるし山の幸も盗れるから、
三重県は良いぞー!」

と言っていたのを思い出しました。
その人はもともと名古屋近辺に住んでいたのを、
わざわざ三重県に引っ越したのだそうです。

地図で見ると確かに海も山も近い。
新鮮な魚に山菜も取れていいなー
と当時の私は思ってました。

おかげ横丁と名物餅

さてさて、伊勢神宮といえば

おかげ横丁

ここを目当てに来ている人も少なくないはず。

かくいう私も、伊勢詣でのメインは
おかげ横丁めぐりをすること。

と、ちょっと罰当たりなことを思ってます。

おかげ横丁のおこりは江戸時代

おかげ横丁の成り立ちは
街道の拠点である宿場町に似ていて、
伊勢参りに来る人をおもてなしする町なんです。

おかげ横丁にある「おかげ座」
ここでおかげ横丁の歴史などの展示や説明を聞くことができます。

せっかくなので一度くらいは見にいってみてください。
目印はキセル。入り口の隣で売ってます。

おかげ座の中は写真OKなので
いくつか写真を撮ってみました。

これは江戸時代の頃のおかげ横丁の通りの雰囲気。

伊勢から遠く離れた町や村の人たちは
伊勢参りにあこがれを持っていました。

ところが遠く離れた伊勢に行くのは大変だしお金もない。

そこで村の人たちがお金を出し合って、
村の代表が伊勢参りに行ったそうです。

伊勢参りに行く人は
お金をもたず村の名前を出して無料で宿に泊まり、
店の人は後で村にお金を回収にいく
というようなやり方をしていたそうです。

上記の写真に写っている文字の書かれた紙は、
伊勢参りに行った人が紙に村と自分の名前を書いたもの。

宿の人はその紙を持って村にお金を回収していたのです。

 

こちらの写真に手前に写っている馬をよく見てください。
鞍が真ん中と両隣に二つあるのが見えますか?

江戸時代あたりのいわゆるタクシーみたいなものらしいのですが、
この時代の鞍は真ん中と馬の両隣の3つあったそうです。

変わっていますよねー。

 おかげ横丁の名物餅!

伊勢参りのお土産といえば、

赤福

という餅菓子が有名ですよね。

こし餡に包まれたお餅の和菓子です。

今では近隣のサービスエリアや名古屋駅などで売られているので、
目にしたことがある人も多いはず。

伊勢に行ってないのに
お土産はお土産は赤福を買ったという人もいますよね!

実はそれ以外にもたくさんの「餅菓子」が
おかげ横丁には売られているのですが、
それはどうしてなのでしょうか?

お店の人に聞いてみました。

江戸時代の頃、
たくさんの人が伊勢参りに来ていました。

その人たちは、夜になると泊まる宿で豪勢な料理で歓迎されます。
ところが夜になるまでには時間がありますよね。

少し食べるだけで腹持ちするお餅は
その間の空腹をしのぐのにもってこいでした!

お昼はそれを食べて伊勢神宮を参り、
夜には宿で豪勢な料理を食べていたそうです。

さて、私は伊勢神宮に行ったときに、
この「餅菓子」巡りをしてきました。

どんな「餅菓子」があるのか見て行きましょう!

へんば餅

参照画像:https://henbaya.jp/

おかげ横丁のはずれの方にある「へんば餅」のお店。

平ぺったい形が特徴で、中にはこし餡が入っています。
食べるともちーってしてる感じがおいしい♪

こし餡なのも嬉しいし、もちもちした触感も大好き!
私のお気に入りのお餅です!

1つからでも買えるし、店頭ならお茶が無料で飲めます。
伊勢参りをした後、帰りに買って帰ろうと思ったら
お店が閉まっていました。残念~。

お土産で買うなら結構閉まるのが早いので注意が必要です!

くうや観助餅

参照画像:https://www.suishoken.com/index.html

おかげ横丁の道中、屋台で売ってた「くうや観助餅

色と味違いで3種類あるのが色々楽しめていいですよねー。
おはぎみたいにしっかりとつぶしていないもち米状の餅の中に、
こし餡が入っています

周りのお餅が粒粒で米っぽい、
ちょっと変わった食感の餅菓子です。

ちなみに、屋台で試食できました。

ちょっと変わった食感が面白くて好きだけど、
これは一緒に行った友達の方が気に入ってましたねー。

岩戸餅

参照画像:https://www.iwatoya.co.jp/

おかげ横丁のおはらい町通りにある
大きなお土産屋「岩戸屋」で売っていた「岩戸餅

こちらも試食できました。

外にきなこがまぶしてあって、中にこし餡が入っています
外の粉っぽさがちょっと気になったけどおいしかったです。

食べるときは飲み物があるといいかも。

二軒茶屋餅

参照画像:https://www.iseshima-kanko.jp/gourmet/1419/

おかげ横丁から離れた場所にある「二軒茶屋餅角屋
(店名リンクでお店の紹介ページに飛びます)

本店は電車で伊勢神宮を訪れた人には
行き辛いくらい離れた場所にあります。

私はたまたまおかげ横丁にある土産屋で売っているのを
見かけましたが、それを探すのにも結構苦労しました。

もともとは清酒の醸造を手がけていたお店で、
本店の近くに麦酒蔵(びやぐら)というレストランがあるので
お酒好きな人はぜひとも訪れてみてください。

また造酒工場「伊勢角屋」の見学もやってるので
機械があれば行ってみたいですねー。

肝心の餅菓子はというと、
あずき餡のたっぷり入ったうす皮のお餅に
きな粉をまぶしてあります。
薄皮なので、餡の印象が強いかな。

舟参宮する人たちの舟着場に生まれた餅です。
毎月25日には黒砂糖あんのもちが限定販売されてるそうです。
黒糖餡は食べたことないのでこちらも食べてみたいですねー。

太閤出世餅

参照画像:http://taikou-mochi.com/menu.html

かの豊臣秀吉が名前の由来の「太閤出世餅

これは、へんば餅の粒あんバージョンみたいな感じかな。
食感は似てると思いました。

お店の人が話好きなのか、餅菓子の名前の由来だとか
色々お話を聞かせてもらいました。

こちらのつぶ餡もおいしかったのだけど、
どちらかと言うとこしあん派なので
へんば餅の方が好みでした。

神代餅

参照画像:https://www.senokuniya.co.jp/

天然素材を使用した「神代餅
他の餅菓子と違ってちょっと高級感漂ってますよね。

見た目からもわかるようによもぎのお餅で、
中にはつぶ餡が入っています。

中の餡が強調されてるんだけど、
外の薄皮よもぎ餅ともよく合っておいしいです。

 

参照画像:https://ofukumochi.com/

某有名餅とそっくりな「御福餅

ピンクを基調としたパッケージから「赤福」と
間違えて買ってしまう人もいるとか。

しかし、お餅を餡で包んだこの餅菓子のスタイル
実はこちらの方が先なんです

ざらつきのある餡には独特の味わい深さがあり、
なめらかな口当たりの「赤福」よりもあんころもち風な感じです。

赤福餅

参照画像:https://www.akafuku.co.jp/

伊勢で一番有名な餅と言えばきっとこれ「赤福餅

口当たりの滑らかなこし餡に包まれたお餅
文句なしにおいしいですよねー。
多くの人に愛されているだけあります。

ちなみにこの赤福本店では毎月の一日に
「一日餅」というのが販売されているのをご存知ですか?

私も人から聞くまでは知らなかったのですが、
毎月一日に月ごとで違うお餅を販売するのだとか!

前日には整理券が配られ、人が列をなすという人気ぶり。
なかなか行く機会はなさそうですが、
ぜひ一度は食べてみたいですよねー。

ランチタイム

お餅を紹介した後にランチタイムもないですが、
この時は駅のそばにある「山口屋」というお店に行きました。
昔からある老舗の料理店です。

写真は「伊勢の郷土料理」
てこね寿司と伊勢うどんのセットです。

伊勢うどん

うどんは太くてこしがないうどんを、
出汁しょうゆのおつゆで食べます。うどんの汁の色が濃く見えるけど
味はそんなに濃くありません。

こしのないふにょふにょのうどんは、
正直人を選ぶと思います。

私はこしがしっかりした「讃岐うどん」が好きなので、
このうどんはすごくおいしくな…苦手と感じました。

そういえば三重のサービスエリアで
「伊勢うどんまん」というのを食べたことがあるんですが、

あのこしのないうどんが入っているだけで、
これもあまりおいしくな…好きにはなれませんでした。

てこね寿司

獲れたてのカツオをうすく切って醤油をかけ、
酢飯と合わせて手で豪快に混ぜて食べたものです。お手軽料理で、三重のソウルフードとも言われてるとか。

てこね寿司の方はすごくおいしかったです。

上に載ってるのはマグロじゃなくてカツオなんですねー。

このお店はおかげ横丁から外れた場所にあるんですが、
おかげ横丁で食べ歩きしても面白そうですよねー。

伊勢に行ったら必ず泊まってみたい宿!

伊勢に行ったら一度は泊まってみたい宿があるんです。
それが元遊郭の老舗旅館「麻吉旅館」。

江戸時代には「五大遊郭」と言われ、
遊郭や芝居小屋、旅館が並び
伊勢随一の歓楽街といわれた「古市」。

そこに現在で唯一当時の面影をそのまま残して
営業をしている楼閣、それが老舗旅館麻吉です。

元遊郭の建物を使った旅館とくれば、
ぜひぜひ行ってみたいですよねー!

数年前からの野望なんですが、
今だにまだ実現せず…

もし行くことがあれば必ず記事にしますね!

最後に

江戸時代は庶民の誰もが憧れる伊勢参りでしたが、
今では誰もが気軽に伊勢を訪れることができる。

いい時代になりましたよねー。

時代が移り変わるにつれ、
おかげ横丁でも様々なお土産が誕生し売られています。

その中でも今でも変わらないのが伊勢名物の「餅菓子」

かつての庶民が餅菓子で空腹を満たしながら伊勢参りしたように
食べ歩きしながら楽しむ伊勢参りは最高ですよね!

今ではお餅以外にもたくさんのものが売られています。

伊勢参りに行ったら、
ぜひ自分のお気に入りのお店を見つけてみてください!

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