【シルバー25区】100通りのエンディングを攻略した感想【シルバー2425】

ゲームレビュー

HDリマスター版として発売された
「シルバー2425」のもう一つの物語。

シルバー25区

前作「シルバー事件」から6年後の話で、

もともと携帯のゲームアプリだったものの
リメイクとなっています。

須田剛一氏の名作といわれ、
シルバー事件に負けず劣らない難解なシナリオです。

というかむしろ、
こちらの方がより難解でシュール 笑

好奇心を刺激されたあなたに、
どんなゲームなのかをお話します。

シルバー25区とは?

携帯のアプリゲームからのリメイク

2005年に携帯ゲームのアプリとして
配信されていたげ本作。

ゲームアプリということで、

「シルバー事件」はやったことあるけど

「シルバー25区」は知らなかったなー

 

知ってたけどゲームアプリだったから
「シルバー25区」はやったことないの

という人も少なくないですが、

「シルバー事件」のHDリマスターに合わせて
「シルバー25区」がリメイクされ

忘れ去られていくはずだった「シルバー25区」は
日の目を見ることになりましたー!

3つの視点からなる物語

25区の凶犯課

前作のテーマにあった「伝染する犯罪」を
抹消するために発足された

いわゆる警察のような組織


(参照画像:シルバー2425公式サイトより

犯罪者の即時処刑(処分)を許されています。

普通の会話の中に、
普通に「処分」って言葉が出てくるのにびっくりですよ。

 

地域調整課

不要な人間の処理を一手に引き受ける
郵政事業連盟の地域調整課。


(参照画像:シルバー2425公式サイトより

影から区民を統制している組織です。

具体的にはトラブルの源となる不適格な区民を
「調整」の名の下に抹殺するのが主な仕事

いわゆる25区のスパイ組織というところでしょうか。

驚くべきは、それを担当しているのが
「郵政事業者」ということに意外性を感じます。

 

元ジャーナリスト


(参照画像:シルバー2425公式サイトより

第三の視点は組織ではなく、

シルバー事件でも登場した、
ジャーナリストのモリシマトキオです。

記憶はないものの、
前作のキャラでアカミ三も登場していて
懐かしさを感じますよねー。

 

シルバー25区はこの3つの
視点からのストーリー展開となります

ベイサイドタワーランドの一室で
女性が殺害されたのを皮切りに、
奇妙な事件が頻発していきます。


(参照画像:シルバー2425公式サイトより

事件を追う2つの組織とモリシマトキオ。

前作のように1つの事件に対して
別の側面からの話なのかと思いきやそうではなく。

同じ時系列ではあるものの、

事件を追っているはずが、

少しずつおかしな方向へ進んでいくストーリーに
とまどいつつも目が離せません!

そのまま残した使いにくい入力画面

ゲームをやる上でとても気になったのが、
すごく操作しにくい入力画面です。

もともと携帯ゲームだったため

パスコードや行動入力が
ダイスみたいなブロックを

くるくる回すタイプですごく面倒でした。

シルバー事件よりも
プレイヤー側の操作・入力が多いのに

これのために操作性はいまいち…

コントローラーを使って操作することを
考えたシステムにしてほしかったです。

100通りあるエンディング

「シルバー25区」のエンディングは
なんと100通りもあります。

あなたは100通りもエンディングのある
ゲームをやったことがありますか?

私はマルチエンディングのゲームは
たくさんやってきましたが、

まさか100通りもエンディングのあるゲームを
やることになるとは思いませんでした。

テキストのみのエンディングで、
かなりカオスな内容のものばかり。

キャラの名前をしっかり把握しておかないと、
余計にわからなくなって混乱しちゃうので注意!

キャラクター

今作でもキャラ名はカタカナ

なのでとても覚えにくかったです。

しかもこの作品、イラストごとに微妙に
顔が変わるので余計にわかりにくいのですよねー。

前作同様、ほとんどキャラと名前が一致してません 笑

シロヤブ モクタロウ

25区 凶悪犯罪課の刑事。


(参照画像:シルバー2425公式サイトより

このイラストを見ると、
普通の好青年に見えますよね。

この見た目通り、
最初は少し頼りない若手刑事でした。

ところが、
途中から謎の人物へと進化を遂げるんですよ!

これには私もびっくりで、
突然RPGのようにたくさんの敵との闘いが始まり

覚醒して頭がハゲたときには、
ワンパンマンかと思いました 笑

その時から若手刑事は玄人になりましたしね。

前作「シルバー事件」の最後のシナリオに出てきた
謎の男がシロヤブだった
ということが今作でわかるようです。

クロヤナギ シンコ

25区 凶悪犯罪課の刑事で、
シロヤブの先輩。


(参照画像:シルバー2425公式サイトより

最初は男性かと思った女性のガンナー。

普段は強くてクールで
めちゃくちゃかっこういいのですよ。

特に最初の乱闘戦では、

おたおたしてるシロヤブを、
クールに助ける姿がすごく格好良かったです。

ところが、
チャット越しではちょっと残念な人に 笑

そのギャップがまたかわいいんですけどね。

ツキ シンカイ

地域調整課所属のナイフ使い。


(参照画像:シルバー2425公式サイトより

元やくざの下っ端で、
ナイフ使いの渋いオジサン。

なんだかんだで面倒見がよくて、

人を「調整」する嫌な仕事をしてるのに、
昔かたぎな人情家。

部下のオオサトが慕うのもわかる気がします。

オオサト ヨウタロウ

地域調整課 ツキの部下。


(参照画像:シルバー2425公式サイトより

凶犯課でのシロヤブのような立ち位置の人物。
ツキとのコンビがまたいい感じにハマってます。

彼もシロヤブのように、だけど
シロヤブとは違う「覚醒」をすることになります。

上の陰謀によって
事件の泥沼に入らされていくというか…

シロヤブより愛嬌があって好きだっただけに、
彼の最後は残念でなりません。

モリシマ トキオ

こわもて元ジャーナリスト


(参照画像:シルバー2425公式サイトより

記憶を失っていても
相変わらずのトキオという感じでした。

むしろ記憶を取り戻したすぐ後のトキオが
いつもと違ってましたね。

スラッシュ

素性不明のトキオの相棒(笑)

前作では女性で
しかも殺されたはずですが、

なぜかシルバー25区でも登場してきます。

今作では若い男性みたいですよね。

いいキャラしていて、
結構好きなキャラです。

100通りのエンディングを攻略した感想

少し前まで会話をしていた人物が、
一瞬のすきに亡くなったり。

恐ろしさや恐怖を感じるよりも、
どこかシュールな面白さ

がこの作品にはあります。

ただ、ストーリーはとても難解で、

もともとわかりにくいのに、
中盤からはますますカオス化していきます。

それはそれでくせになるので
面白くないわけじゃないんだけど…

100通りのエンディングを終えて
よくわからない
というのが正直なところです。

エンディングが100通りもあるので、
どれも正解であって正解ではない。

とにかくテキストだけの、

人を食ったような「雑」さが
「シルバー事件25区」の結末でした。

最後に

前半は事件を追うキャラクターたちの
言動がシュールでくせになります。

中盤以降、シロヤブが覚醒してからは
とにかく「カオス」で結末は「雑」

カルト的評価を受けた
前作ほどの魅力はありません。

が、決して駄作というわけではなく、

そこまで評価するほどでもないけど、
そこそこ面白かったです。

お勧め度:★★★

シルバー2425公式サイト

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