日本一ソフトウェアさんから、
ホラーかつ百合ゲー
が出ると聞いて
とてもワクワクしていました。
イラストも繊細できれいで
ステキですよね!
さて、いったいどんなゲームなのか
ご紹介していきます。
「夜、灯す」とは?
舞台となるのは、
かつてお嬢様学校と呼ばれていた
全寮制の学校、
神楽原女学園。
女性ばかりの閉鎖された学校といえば、
女性同士の間で育まれる
特別な関係
参照画像:公式サイト
ニヤニヤしちゃいますよねー!!
この学校でもそれは例外ではなく、
特別な感情を持った二人が
姉妹の契約をする
「疑似姉妹」
とよばれる制度がありました。
学校側には黙認されていた制度ですが、
ある日「疑似姉妹」の契約を
交わした二人が心中する
事件が起こります。
参照画像:公式サイト
現在では経営陣が変わり、
怪談として語り継がれている
その事件。
そして事件のあった筝曲部をめぐり
奇妙な事故(事件)が起こりだす。
キャラクター
十六夜 鈴
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本作の主人公で、
筝曲部の次期部長!
幼いころに両親を亡くし、
遠縁の「おばあちゃん」に引取られた
という暗い過去を持ちながら、
それを感じさせない明るさと
分け隔てないやさしさがステキです♪
皇 有華
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箏曲部に入部してきた転校生。
お琴の皇流の家元で、
極度のお琴バカ(笑)
お琴以外は不要と切り捨てていた
彼女ですが、
鈴たちと出会うことで
少しずつ変わっていくことに。
青柳 真弥
参照画像:公式サイト
鈴のことが大好きで、
何よりも大切に思っている
鈴の幼馴染。
普段はほわわんとしているけど、
鈴のことになると
異常な執着と愛情を見せる。
その様子は周囲から
「病気」と言われるほど(笑)
鈴との関係に有華が加わったことで、
病気が悪化したのは
言うまでもありませんね(笑)
舞原 累
参照画像:公式サイト
明るく元気で、
ちょっと短気なところが
玉に瑕。
有華にたびたび突っかかって
いたけれど、
自分の悪いところは
ちゃんと認める素直さは
かわいいよね~。
田鎖 麗子
参照画像:公式サイト
おっとりマイペースな女の子。
だけどメンバーを見守る
お姉さん的存在。
こういうキャラには
もう一つの裏の顔が
ありがちですよねー。
腹黒とまではいかないけど、
選択肢を間違えたときの彼女の
結末が一番ホラーだったかも(笑)
筝曲部
元お嬢様学校ならではの
「筝曲部」
という部活がメインとなっています。
お琴ってあまりなじみがないですが、
筝曲部といえば
少し前にアニメ化された
「この音とまれ!」
を思い出します。
ヒロインのさとわちゃんが、
このゲームのキーキャラ有華ちゃん
と似ているところがあって、
(筝曲の家元だったり
お琴バカで友達がいなかったり、
黒髪ロングなところとか)
多少意識したのかなー?
と思う部分がありますね。
部活動の様子や人間関係が
丁寧に描かれていたのは
とてもよかったです。
参照画像:公式サイト
お琴バカで人嫌いの有華ちゃんが
今まで不要だと切り捨てていた
他人との関係を、
お琴を通じて育んでいく様子は
まさに、
「この音とまれ!」
を彷彿とさせました。
ホラーという名の青春アドベンチャー
ジャンルでは
ホラーアドベンチャー
となっているんですが、
私からしてみると、
ちょぴりホラーテイストな
青春百合アドベンチャーです(笑)
参照画像:公式サイト
「流行り神」シリーズなどを出している
日本一ソフトウェアさんにしては
ホラー要素が弱く、
終始「ホラーとは?」
と疑問を問いかけたくなるほど
全然怖くありませんでした!!!
むしろ百合青春ものといっていいほど
少女たちの日常や部活動の様子が
丁寧に描かれています。
参照画像:公式サイト
そこは、百合ゲーファンにとっては
うれしいところなんですが、
ホラーゲーム的には少しがっかりでした。
ゲームのボリューム自体も少なめで、
ストーリーは一本道。
途中の分岐は間違えたら
即ゲームオーバー
そしてエンディング分岐も
2つと少ないので、
ゲームとして物足りなさを感じます。
プレイしてみた感想
百合+ホラーアドベンチャー
と期待していただけに、
ふたを開けたら
普通に青春ものの
アドベンチャーでした。
女の子同士が仲良く青春している姿が
丁寧に描かれていて
見ていて楽しかったのですが、
同じ百合ゲーで、
ミステリー要素の強い
「FLOWERS 四季」
とは違うホラーを期待していたので、
ちょっとがっかりしました。
百合ゲー的には
楽しかったので満足ですが、
ホラー求めてる人には
とっても物足りないと思います!
青春もののアドベンチャーとして
見るなら、
筝曲部の部活動が名前だけではなく
ちゃんと活動していたのがよかったです。
参照画像:公式サイト
コンクールでの発表曲
「水の変態」は
「この音とまれ!」
でも出てきた曲だったので
親近感がわきましたー。
アレンジした五重奏や
麗子ちゃんのひとり二重奏など、
筝曲の見どころもあって、
ホラーとして考えなければ
普通に楽しかったです。
最後に
イラストは美しく
ストーリーも丁寧に描かれていて、
百合ゲーの青春アドベンチャー
と思えばとても素敵な作品でした。
とてもいい作品なのに
- ホラーアドベンチャーの
くくりにしてしまったこと - 値段の割にボリュームの薄さ
この点は残念でなりません。
物語としてはしっかりと
完結している作品なので、
興味があるあなたは
ぜひやってみてください!
百合ゲー初心者さんにもおすすめです。
おすすめ度:★★★
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